交通量の多いアタテュルク大通りを跨ぐように建っている「ヴァレンス水道橋」。
見た目からして歴史を感じる建造物ですが、ビザンツ帝国時代の370年代に完成し、1400年以上もイスタンブール(コンスタンティノープル)に水を供給した水道橋です。約920メートルにわたって現存しています。

2つの大陸にまたがり、3方を海に囲まれた都市イスタンブール(コンスタンティノープル)は、その魅力的な地理からローマ、ビザンツ、オスマンという3つの帝国の首都として栄えました。
一方で人口が急増する中、水不足に悩まされたため、ヴァレンス水道橋(トルコ語ではBozdoğan Kemeri)の建設は重要なプロジェクトでした。コンスタンティヌス帝によって300年代頃に工事が開始され、数十年の年月をかけてヴァレンス帝の治世に完成しました。

この水道橋は250キロにわたる水の供給網の一部として重要な役割を果たしました。
1453年のコンスタンティノープル陥落後もその機能はオスマン帝国に引き継がれ、修復・強化された上で18世紀まで現役で使われていたのだそうです。
余談ですが、このヴァレンス水道橋のすぐ近くに「ファティ記念公園(Fatih Memorial Park)」があります。公園の真ん中に建てられているのは、メフメト2世がコンスタンティノープルを陥落したことを記念する碑が建っています。

馬に乗ったメフメト2世が颯爽と城壁を越えてコンスタンティノープルに入っていくような躍動感の伝わってくるモニュメントです。メフメト2世の周りには5人の男性がいます。調べてみましたが、彼らが誰なのかは分かりませんでした。

公園の隣には歴史を感じるイスタンブール消防の建物もあります。
