スロベニアの首都リュブリャナからイタリア・トリエステへの長距離バスでの日帰り旅行。
半日の市内観光も後半戦です。
【トリエステ散策の前半はこちら】
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サン・ジュスト大聖堂
石畳の坂道を登って、丘の上に建つカトリック教会「サン・ジュスト大聖堂」に行ってきました。


もともと別々だった2つの教会を14世紀に統合してできたこの大聖堂には、3つの祭壇とアプス(ドーム状の後陣)があります。

最も古いアプスは、正面に向かって左側にある聖母子像が描かれた黄金のモザイク。
12世紀前半〜中頃に製作されたと考えられているそうです。

次に古いのが、右側の祭壇のアプス。
トリエステの守護聖人で、この大聖堂の名前にもなっている聖ジェストが描かれています。
こちらも黄金のモザイクで、13世紀に制作されたものだそうです。

中央のアプスにあるのは、1930年代に製作された比較的新しいモザイク。
薄い青が基調の爽やか雰囲気で、「聖母の戴冠」が描かれていました。

大聖堂の正面にある大きなバラ窓も印象的でした。
色のないガラスが使われていて、穏やかな自然光が入ってくるのが良かったです。
14世紀に教会を一体化した際に設けられたそう。


「宝物の礼拝堂」と呼ばれる小さな部屋もありました。
聖ジュストの遺骨の一部や年代物の礼拝で使う道具が保存されています。

礼拝堂の壁には、石を組み合わせて作る象嵌細工(ぞうがんざいく)がいくつかありました。

象嵌細工といえば、フィレンツェの「メディチ家礼拝堂」。
あの豪華な空間に足を踏み入れた時のことは今でも忘れられません。
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大聖堂の外壁には、古代ローマ時代の石材やレリーフ、墓石が再利用されています。
この丘は古代ローマ時代の都市(テルゲステ)の中心部だった場所なのだそうです。

大聖堂の隣には、古代ローマの神殿の遺構が残っています。
その後ろに見えるのはサン・ジュスト城。

街を一望する開けた場所には「第一次世界大戦記念碑」が。
オーストリア=ハンガリー帝国の一部だったトリエステは、第一次世界大戦の結果、1918年にイタリア王国に併合されています。

サン・シルヴェストロ教会
サン・ジュストの丘を下った旧市街にある「サン・シルヴェストロ教会」は、説明によると、12世紀に建設されたトリエステ最古の教会なのだそうです。

残念ながら中には入れませんでした。

トリエステの街を散策していると、ナポリ的な空気を感じることが度々ありました。
どちらの街も雑然とした雰囲気を纏っていて、生活の匂いが濃く漂っている感じ。
様々な文化が混じった港町、というところにも類似点があるのかも知れません。

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古代ローマ時代の劇場遺跡
丘を降りたところにあるのが、紀元1世紀に建てられた古代ローマ時代の劇場跡。
3,500人程度を収容できたと劇場だったと推定されています。

1930年代に発見・発掘されたのだそうです。

この劇場も半円形で、ギリシャ・アテネに残る世界最古の劇場「ディオニソスの劇場」を彷彿とさせます。
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リサイクルショップ
市内観光の締めくくりはお決まりのリサイクルショップでお買い物。




バスでリュブリャナへ
17時出発ですが、16時35分にはすでにバスが乗り付けていました。

バスターミナルでお手洗いを済ませて乗車。トイレ使用料は50セントでした。
乗る際にパスポートの確認がありました。
17時に出発して、17時20分に国境を通過。パスポートチェックはありませんでした。
車窓から見える夕焼けが見事でした。

18時20分にリュブリャナのバスターミナルに無事到着。
古着屋さんに寄ったり、スーパーで買い物したりしたあと、ホテルに戻りました。
【リュブリャナ〜クロアチア・ザグレブ日帰り旅行】
【リュブリャナ〜オーストリア・グラーツ日帰り旅行】saoriinistanbul.hatenablog.com